いなふのブログ

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【不思議】猫たちの挽歌

【いなふ】の不思議な体験です。

中学1年生くらいの話・・・。

 

とある夜・・・

その日は夏休みで夜更かしをしていました。

当時の自分の部屋は1階で窓が1つある3畳半のとても狭い部屋でした。

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 ↑ こんな間取り

 

そろそろ寝ようとしたのが午前1時くらい。

そのままウトウトしていたらいつの間にか寝ていました。

 

・・・・

・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・なにかの声がする?

 

その『声』で起きて時計を見たら午前4時半。

まだ薄暗い時間です。

 

それは『声』と言うか『鳴き声』でした。

そしてすぐにわかりました。

猫です。猫の鳴き声が聞こえるのです。

 

猫が単体で鳴いているならなんとも思わないのですが、

単体ではありません。

何十体もの猫の鳴き声が窓の外から聞こえてくるのです。

 

私の部屋の窓は『くもりガラス』なので、窓の外の景色は窓を開けなければ全く見えません。

 

すぐ窓の外で猫が大合唱しているかの様な鳴き声です。

 

 

にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ・・。

 

 

(怖い・・・)

(恐ろしい・・・)

何故かその時はそういう感情は無く、

ものすごい興味というか、その猫が大合唱している情景が見たくてどうしようもない感情になっていました。

 

その「圧倒的な興味」に押され、確認しよう!と思い、

たてつけの悪い「くもりガラス」の窓を

音を立てずに、そっと開けました。

 

鳴き声の正体

窓の外はすぐ砂利道で、電信柱が一本立っているだけの変哲もない場所。

 

窓を開け、

音を立てず、

息をひそめ、覗き見てみました。

 

すると何十匹の猫が全部こちらを背にしてキレイに並び、

まるで電信柱を崇めるかの様にその方向をみて鳴いていました。

 

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 いなふ「・・・・・・・・・・・??」

 

もちろん、電信柱には何もありません。

ただ、一定の方向を向いて猫たちが鳴いているだけです。

 

その猫たちの鳴き声には悲しみが紛れ込んでいるかのような気がしていました。

友や仲間を思い悲しみの中、歌っているかのようにも感じました。

 

それはまさに挽歌

『猫たちの挽歌』でした。

 

しばらく何かにとりつかれたように見つめていたのですが、唐突に

(もう・・見るのをやめよう)

そう思い、またそっと窓を閉め布団に潜り込みました。

 

迎えた朝、そして一つの疑問

結局、何も起こらず解らずで朝を迎えたのですが、

ふいに昨夜の出来事が脳裏をよぎり、少し怖くなりました。

 

猫たちは実は私が覗いていたことに気が付いていたんじゃないか・・と。

 

そして、あれ以上見ていたらどうなっていたんだろう?・・と。

 

唐突に

(見るのをやめよう)

と思ったのは、実は猫たちが「これ以上見ちゃダメ」と

警告して教えてくれたんじゃないかと。

 

どちらにせよ答えは遠い昔の出来事なのでわからないが、

きっとあれ以上は見なくて正解だったんじゃないかと

私は思います。

 

教えてくれてありがとう。猫さんたち。

 

 

 

はいっ(*^▽^*)

いなふの過去の不思議体験でした。

ホント、あれは何だったんでしょう?

絶対、夢ではありません。

鮮明に記憶に残っているので( ;∀;)

 

 

そんなところで今日はおしまい!

 

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