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三大奇書【ドグラ・マグラ】と言う名の怪作

朝の通勤時間は読書をするのがルーティーンのいなふです。

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通勤時間は約1時間弱・・・。通勤時間なげぇ~な!!(´;ω;`)ウゥゥ

その30分くらいは読書の時間にあてています。本でも読んでないとやってられん!と、言うわけで読んでいるんですがねコレが。

ちなみに通勤の時は紙媒体ではなく『スマホのアプリ』で読んでいます。

こんな感じ ↓↓

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最近までは太宰治の『斜陽』やフランツ・カフカの『変身』を読んでいました。

読み終わったら適当に次に読む本を選択するんですが、なんとなく避けていた本があります・・・。※少しネタバレ注意

怪作!【ドグラ・マグラ】

本を読む基準

読む本を決める基準として、自分はなるべく長すぎる本を読まない様にしています。特に活字の本を読むにはそれなりの体力と集中力が必要です。長すぎる本を読んでても本の中盤や終盤で「・・・あれ?これどういう事だ???」と、序盤の内容がポーンと飛んで、よくわからなくなるからです。

 

朝の通勤時間で読めるのはスマホのアプリ版で、せいぜい30~40ページ。週5勤で約200ページ。1か月で約800ページ・・・。もし2000ページくらいの大作を読んだとしても読み終わるのに2ヶ月半もかかってしまいます。こうなると序盤の出来事なんぞ、まっっっったく憶えとりません!!

そういうわけで、サクッとまではいかないが、1~2週間くらいで読めるくらいの本をチョイスするようにしています。

 

そんな感じで最近読んでいた『斜陽』が読み終わって、次は何にしようと本を選んでいました。そしてなにを血迷ったのか、選択したのは、日本探偵小説三代奇書で夢野久作の代表作【ドグラ・マグラ】。

 

日本探偵小説三大奇書 

『三大奇書』とは日本の推理小説の異端な文学?における小説で、読んで字のごとく「3つの奇抜な書」の事です。

  • 『ドグラ・マグラ』
  • 『黒死舘殺人事件』
  • 『虚無への供物』

この3作品。「黒死館殺人事件」と「虚無への供物」は読んだことはありません!どんな内容かも知りません!タイトルはなんとなく聞いたことが有るような無いような。機会があったら読むと思います。

 

とはさてドグラ・マグラ】!!なにこのパワーワード!?

タイトルはなんとなく知ってました。・・・あれは小学生の時。図書室で見かけた。1度見たら忘れられないタイトル【ドグラ・マグラ】。多分、その時は冒頭だけ立ち読みしたと思うんだけど、小学生のハナタレ坊やに理解できるはずもなく、そのまま本を棚に戻し『ずっこけ3人組シリーズ』でも借りたんだと思います。

・・・あの日のいなふ少年、お前は正解だ!!

 

しかし1度、選んでしまった以上、読まないわけにもいかない!あの日から約30年経ってからこの本を選択したのは運命だ!ハッハッハーーーーー・・。

 

あらすじを説明する自信が無い

・・正直に言います。選択ミスたかもしれません。

特に、朝の通勤時間の片手間に読む本じゃありません。タイトルどおりの怪作。まだ500ページくらいですが、主人公の名前が一向に出てこないと思って少し調べたら、主人公の名前は出てこないらしいです。

あらすじを紹介する自信が無いのでWikipedia先輩にお願いします。↓

大正15年ごろ、九州帝国大学医学部精神病科の独房に閉じ込められた、記憶喪失中の若き精神病患者の物語(と思われる)であり、「私」という一人称で語られていく。彼は過去に発生した複数の事件と何らかの関わりを有しており、物語が進むにつれて、謎に包まれた一連の事件の真犯人・動機・犯行手口などが次第に明かされていく。

ドグラ・マグラ - Wikipedia

 

とにかくこの作品は時間がある時に読むのがいいと思います。自分はこういう推理小説・・と言うか、活字の本を読むときには、なんとなく頭の中で、

(これがこうなって、ここでこのさっきの伏線が回収されて、この部屋の間取りがこんなんで・・)

(さっきの人物が言ってたのが、この事か・・)

(多分、こんな感じの島で、近くに海岸があって・・)

と、その本の情景をなるべく細かく思い浮かべながら読んでいます。なんかその方が本の内容が入ってくる気がするからです。

 

精神に異常を来たすそうです。

・・・いや、その前に【ドグラ・マグラ】は推理小説でいいんだよね!?

と言うか、何!?このページ数!? ↓↓

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約3000ページじゃん!?
・・・

・・・・頑張って読むか。

 

 

ちなみにドグラ・マグラのWikipediaにはこんな一文が書いてあります。

その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、本書を読破した者は、精神に異常を来たす。

 

なんかこう言うのイイね!

じゃあこの作品を過去に読んだ人は全員、精神異常を来たしてんのか!?とか思ったらダメね(*^▽^*)

こういう一種の逸話が、この作品がある意味、評価されているのかもしれません。

 

ドグラ・マグラ

 

 終わりで御座います! 


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