【夜のお店】キャバクラ事件簿~お客様編~
元キャバクラ店長のいなふです。
もうすっかり街はクリスマスモード。それが終わればお正月。
・・・時が経つの早くない!?
平成が終わるとか実は国がらみのギャグなんじゃないかと思う今日この頃です。
昭和の終わりに「次の年号なにかな〜( ゚ ρ ゚ )ボー」なんて言ってた少年のいなふよ!平成が終わるぞ!
小渕さんが平成を掲げたのがもう30年も前なんですねー(^o^)
それはさて置き、クリスマスや年末年始は夜のお店は大忙し!
忘年会やらクリスマスパーティーやら年が明けたら新年会やら、イベントが盛りだくさん!
飲み屋関係で働いてる方々、ご苦労様です。
不意に頭をよぎった『キャバクラで起こった事件』
事件と言ってもお店で起こった『いなふ的、ちょっと笑える事件簿』
今回はお客様編です(*^-^*)
当時の記憶を少し思い出してみましょう・・・。
【事件簿その1】ギター侍、見参!
結構な頻度で来ていた50代男性のお客様。
毎回、フォークギター片手に見参。
決してギターの持ち込みはダメではないですが、周りのお客様に迷惑がかからない程度だったので特別に許可をしていました。
弾く曲も少し昔のフォークソング。神田川とかそっち系です。
正直、ギターの腕はイマイチ!
もちろんそんな事は言わずにいたのですが・・・。
ある日の年末にギター片手におじさんご来店。
しかし神妙な面持ちで、どこか元気のないご様子。
まっ・・まぁいいや!
ちょうど他のお客様が居なくなり、おじさんだけになった時に急におじさんが立ち上がりました。
袖で見ていたいなふとボーイ。
なっ・・なにをする気だ!?
おじさんが変な事をしないか少し警戒して様子を伺っていました。
その時!!
「お〜じさん!離婚しちゃいましたから〜!残念!!」
渾身の自虐!?
あとから女の子に聞いたら、飲みに行きすぎて奥さんが愛想をつかして出て行ってしまったそうです(T . T)
・・・
おじさん・・今回だけだよ。
【事件簿その2】ひとりマキシマムザホルモン
『マキシマムザホルモン』と言うバンドをご存知ですか?
1998年、東京都八王子市にて結成されたロックバンド。バンド名の由来はマキシマムザ亮君(ボーカル・ギター)いわく「脳内分泌物(ホルモン)が最大級(マキシマム)に分泌されるくらいの血沸き肉踊るような音楽をぶちかます!!!」というのは実は後付であって、実際はメンバーが肉好きだったため焼き肉の「ホルモン」の名前を入れ、そこにかっこいい言葉として「MAXIMUM」をつけ加えていった結果の名称である[5]。当初は「Maximum The Hormone」と英語表記であったが、メンバーチェンジ後は現在のカタカナ表記となった(ただしカタカナ表記以降も英語表記が使用されることがある)。「マキシマムザホルモン」「マキシマム・ザ・ホルモン」などと表記されることがあるが、正式な表記は単語それぞれに半角スペースが入る「マキシマム ザ ホルモン」である[6]。
今や絶大な人気を誇るモンスターバンド。音楽のジャンルはハードコア・パンク、メタルコア、ミクスチャー・ロック系。
マキシマムザ亮君(ボーカル、ギター)
ダイスケはん(ボーカル)
上ちゃん(ベース、コーラス)
ナヲ(ドラム、ボーカル)
の4人組のバンドです。
3人のボーカルが絡む曲が多くて、曲調はかなり激しめ。
だいたいカラオケを入れるとパート毎に色分けされています。
こういう曲はキャバクラでは歌う人はあまりいません。
やはりラブソングが多い傾向にあります。
私が働いていた店にはボックス席とカウンターの他にカラオケルームがありました。
扉で仕切られているので、音は少し漏れますが、歌いたいお客様には人気の部屋です(*^▽^*)
そして、ひとりマキシマムザホルモン登場!
一見、大人しそうで優しそうな30代の男性。
指名はなく、フリーで来店しました。
とりあえず売れっ子で愛嬌のある女の子カオリを席に付けました。
その日は結構な混雑で、空いている席がカラオケルームしかありませんでした。
ちょうどドリンクを持っていった時に、
カオリ「せっかくだから何か歌って下さい♡」
そんな事を言って上手くカラオケを歌うように誘導するカオリ。
お主、なかなかやるな(^。^)
「じゃ・・じゃあコレ歌おうかな・・・。」
その人が入れた曲は『爪爪爪』
自分は知っている曲なので( ゚д゚)マジ?と思いました。
突如!響き渡るデスボイス!ハイトーンボイス!
いや、この人めっちゃうまいわ!
3人のパートを全て歌いきってるし!
カオリは( ゚д゚)こんな顔!
他のお客様も( ゚д゚)こんな顔!
そりゃいきなり爪爪爪はびっくりするよね!
でもそこからはライブ状態!
結局その人は3時間くらいずーっとマキシマムザホルモンを歌っていきました。
【事件簿その3】シェーカー大爆発!
シェーカーとはカクテルなどを作るときに、シャカシャカするアレ。
「今日はシェーカーでカクテルでも作っちゃおうかな(^-^)」
と言ったのは割と常連の田所さん。
田所さんはきっと女の子にカッコいい所をみせたかったのでしょう。
まぁ他のお客様に迷惑をかけるわけではないので問題なし!シェーカーも自前で持ってきてたしね(*^-^*)
女の子「わ~田所さん、何作ってくれるの?」
私は微妙に会話が聞こえてましたが別の仕事をしていました。
田所さん「じゃあジントニックかな♪」
ふーんいいじゃん、いい・・じゃん??
ジントニックのレシピ
- ジン
- ライムジュース
- トニックウォーター
片手間で会話を聞いてたので判断が鈍りました。
ジントニックはそもそもシェーカーは使いません。ビルド(マドラーで混ぜる)だけでいいのです。
というかトニックウォーターは『炭酸』!
まっ・・まずい!!
が、時すでに遅し!
パパーン!!!
弾けるシェーカー。
飛び散るジントニック。
濡れるキャバ嬢。
田所さんはボーゼン。
さいわいにもケガ人はいませんでした。
余程ショックだったのか田所さんはその後、2度と来店することはありませんでした。
チャンチャン♪
クセがすごい!お客様!
飲みに来るお客様の目的は人それぞれですが、少なくても皆、『癒し』を求めてご来店されます。日々のお仕事などでストレスも溜まってる事でしょう。
多少は大目にはみますが、行き過ぎた行動は注意しましょう!
今回は『ちょっと笑える事件簿』でした(*^▽^*)
『夜のお店シリーズ』です! ↓
スポンサーリンク
良い週末をお過ごしください!
今日はおしまい(*^-^*)